解体工事におけるアスベスト対策!調査、除去の流れと費用・補助金制度について解説

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2024-10-10

解体工事におけるアスベスト対策

古い建物を解体する際に避けて通れないのが「アスベスト」の問題です。
アスベストは、かつて耐熱性や耐久性の高さから建材として多く使用されていましたが、その微細な繊維を吸引すると肺疾患やがんを引き起こす危険性があることが判明しています。

そのため、現在ではアスベストを含む建材が使われている建物の解体工事には、厳格な調査や届出が義務付けられています。

この記事では、アスベストに関する基本情報から、解体工事における事前調査の流れや除去の手続き、費用、補助金制度まで詳しく解説します。

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アスベストとは?

アスベストが使われている建物

アスベスト(石綿)は、耐熱性、耐摩耗性、耐薬品性に優れているため、1950年代から1970年代にかけて建材として広く使用されていました。

建物の屋根、外壁、内装、断熱材などに使われていましたが、その微細な繊維が人体に深刻な健康被害を与えることがわかり、現在は使用が禁止されています。

アスベストの使用規制の流れ

  • 1975年: 含有量が5%以上の吹き付け材の使用が原則禁止。
  • 1995年: 含有量1%以上の吹き付け材が禁止。
  • 2004年: アスベスト含有建材の製造が全面禁止。
  • 2006年: 含有量0.1%以上の製品の輸入や製造も全面禁止。

このような流れから、特に1975年以前に建てられた建物には、アスベストが含まれている可能性が高いため、解体工事の際には注意が必要です。

解体工事におけるアスベスト調査の義務

解体工事を行う際、建物が古い場合にはアスベストの事前調査が義務付けられています。この調査は、アスベスト含有建材が使われているかを確認し、適切な処理方法を決めるために行われます。

アスベスト事前調査の流れ

  1. 現地調査: 専門業者が建物を訪れ、アスベストが含まれている可能性がある建材を確認。
  2. サンプリングと分析: 必要に応じて建材の一部を採取し、アスベストの含有率を分析。
  3. 結果報告: アスベストの有無を報告し、除去が必要かどうかを判断。

アスベストが含まれている場合、工事の前に自治体に届出を行い、適切な対策を講じる必要があります。

アスベスト除去のための届出と施工の流れ

アスベストが含まれている建物の解体工事では、事前調査結果に基づき、自治体や労働基準監督署に届出を行う必要があります。届出を行うことで、周辺地域への健康リスクを最小限に抑えるための安全対策が適切に行われることが確認されます。

届出に必要な情報

  • アスベスト含有建材の使用状況
  • 除去作業の詳細(使用される対策、工期など)
  • 作業者の安全対策(防護具の使用、防塵設備など)

施工の流れ

  • 01作業場の隔離・準備
    アスベストが飛散しないよう、作業場全体を防塵ネットや養生シートで覆い、周囲との隔離を行います。また、レベル1や2の場合、作業員の着替えや洗浄を行うための前室や作業場の負圧管理が行われます。
  • 02飛散防止剤の散布
    選定した会社に見積もりを依頼し、複数の見積もりを比較検討します。
  • 03アスベスト含有建材の除去
    アスベスト含有建材を取り外す作業を行います。レベルに応じて、手作業や適切な器具を使用しながら、作業員が防護具を着用して慎重に除去します。除去されたアスベスト含有建材は、すぐに袋詰めして密閉します。
  • 04袋詰め・廃棄処理
    除去したアスベスト含有建材は破れないプラスチック袋や密封可能な容器に詰めて、適切に廃棄処理場に運搬されます。処理の際には、廃棄物がアスベストであることを明記したラベルを貼付します。
  • 05作業場の清掃と確認
    アスベストを除去した後、作業場内に残留したアスベスト繊維を除去するため、清掃と除塵作業が行われます。すべての作業が終了したら、清掃が適切に行われたかどうかの確認を行います。
  • 06作業完了後の報告
    除去作業が完了したら、最終的に現場責任者が確認し、依頼主に報告を行います。作業が適切に行われたかどうかを確認し、安全が確保されたことを伝えます。

アスベスト除去の3つの作業レベル

アスベスト レベル

アスベスト含有建材の解体工事は、その発塵性の高さに応じて3つの作業レベルに分かれています。レベルに応じて必要な防護対策や届出内容が異なるため、適切な処理を行うことが求められます。

レベル1(発塵性が非常に高い)

  • 対象: 吹き付けアスベスト、耐火被覆材など。
  • 特徴: アスベストが多量に含まれており、作業中に大量の粉塵が発生するリスクが高いため、最も厳しい対策が必要です。
  • 対策: 作業場の完全隔離、作業員の防護具着用、防塵ネットの使用。労働基準監督署への届出が必須です。

レベル2(発塵性が高い)

  • 対象: 断熱材、保温材、耐火被覆材など。
  • 特徴: 粉塵の発生が予想されるため、厳しい飛散防止対策が求められます。
  • 対策: 作業場の隔離、防護具の使用、前室(更衣室や洗身室)の設置が推奨され、届出が必要です。

レベル3(発塵性が比較的低い)

  • 対象: アスベスト含有スレート、ビニル床タイルなど。
  • 特徴: セメントや樹脂で固められているため、飛散性は低いが、切断や破壊時に粉塵が発生する可能性があります。
  • 対策: 湿潤化(作業を水で湿らせる)、防護具の使用。作業場の隔離や届出は不要ですが、適切な飛散防止対策が必要です。

アスベスト除去費用と補助金制度

アスベスト除去には、通常の解体工事よりも高額な費用がかかります。これは、専門の技術や設備が必要であり、特別な処理が求められるためです。

アスベスト除去費用の目安

作業内容 費用相場(1平方メートルあたり)
アスベスト除去作業 5,000円〜10,000円
飛散防止養生費 3,000円〜6,000円
廃棄物処理費 2,000円〜4,000円

建物の規模やアスベストの種類、含有量に応じて費用は異なりますが、一般的にはこのような費用がかかります。

大規模な除去作業の場合、数百万円に及ぶこともあります。

補助金制度の活用

アスベスト除去の高額な費用を軽減するため、多くの自治体では補助金制度を設けています。この補助金を活用することで、除去費用の一部をカバーでき、負担を軽減できます。

  • 補助金の種類: アスベスト除去費用の一部を負担する補助金。
  • 申請手続き: 補助金を利用するには、解体工事前に見積書や除去計画書を提出し、申請する必要があります。各自治体によって条件が異なるため、事前に確認しましょう。

近隣住民への配慮

アスベスト含有建材の解体工事は、近隣住民への配慮も重要です。工事中にアスベストが飛散することは住民の健康リスクを高めるため、事前の説明や安全対策の徹底が求められます。

近隣住民への対応

  1. 事前説明: 工事内容やアスベスト除去対策について近隣住民に説明し、不安を解消するための情報提供を行います。
  2. 現場での掲示: 工事現場に、アスベスト除去作業を行っていることを明示した看板を設置し、周囲に注意喚起を行います。

厚生労働省が発表している「建築物等の解体作業等における石綿のばく露防止対策等の掲示について

まとめ

アスベストを含む建物の解体工事は、健康リスクや環境への影響を最小限に抑えるため、厳しい規制が設けられています。

事前調査、届出、適切な作業レベルに応じた対策を徹底することが必要です。費用が高額になることもありますが、補助金制度を活用することで、負担を軽減できる場合があります。

解体工事を検討している場合は、まず専門業者にアスベストの調査を依頼し、適切な手続きを踏んで安全に工事を進めましょう。